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親父とオフクロとオレの話。5

Posted by 友進 on 16.2012
Category : 家族
仕事も順調に取れるようになり従業員も増え、自分の給料もそこそこ取れるようになると仕事上で付き合う人達も変わっていった。
他のバラシ屋の親方連中や建築屋の社長達。皆それなりにデカイ仕事をしている人達ばかりになった。
月一回は新宿は歌舞伎町にある料亭で飲み会をしたり、それ以外にもゴルフや旅行などの集まり。家族や従業員に申し訳ないと思いながらも、(自分もこの人達のようにならなくちゃ)と、なぜか焦っていた。

ある時、建築屋の社長からこう言われた。
「自分が現場に出てるうちは、まだまだだよ。人を外から動かせる人間にならなくちゃなっ!そうすると自然にでかい金も動かせるようになるから!」
オレは、この時から現場にあまり出ないようになった。
自分の仕事は仕事を切らさないように現場を取ってくる事と従業員達の給料を払う事と、完全に割り切っていた。
だけどこの時から、ウチの会社の歯車が噛み合わないようになっていった。

それまでのウチの会社は、オレも含め皆で現場に行って皆で怒鳴り合って仕事をし、汗を流した後に帰りの車中で皆で缶ビールを飲みながら音楽ガンガンで帰ってくるという最高に楽しい環境だった。
オレの友達がウチの会社にバイトに来て、「シンヤのとこは楽しく仕事ができていいなー、みんなバカばっかでたけし軍団みたいだけどな!」と言われた事もあったし、他のバラシ屋の従業員からは、「友進(社名)さんの会社は皆楽しそうでいいっすね!俺も友進さんに入れば良かったっすよ~」と言われたり、自分で言うのもなんだが最高な環境だったと思う。
しかしこの最高に楽しかった環境を全部自分がブチ壊した。

オレはあの建築屋の言葉を履き違え仕事に出なくなると、従業員達との会話も少なくなっていった。
そればかりか現場が赤字になると、「なんでこんな現場で足がでるんだよっ!お前がしっかりしてねーからだろう!」と、ウチの職長を怒鳴りつけたり、遅刻したら罰金やら、赤字が出たら減給など、厳しい規則ばかり皆に押し付け、次第に皆のオレに対する気持も離れていった。それはオレ自身も感じていたし、会社をでかくする為にはしょうがないと割り切っていた。社長とはそういうもんなんだ。 仲のいい従業員と社長の関係なんてありえないんだ。 無理矢理そういう風に割り切るしかなかった。

こうしてオレはただのバカ社長に成り下がった。そればかりか怠け癖もつき、現場に出れる時でも従業員には「打ち合わせで忙しいんだ」などと言って他の親方と飲みに行ったりゴルフに行ったりと、今考えるとゴミ以下の人間になっていた。
そして極め付けがあのリーマンショックだ。
現場の請負単価も常用単価も急激に下がり、皆の給料も下げなければならなくなった。そうすると次第に皆会社を去っていき、残ったのはわずか5人ほどの従業員達だった。
会社もピンチになり自分も現場で働くようになったが、もう遅かった。

自業自得。  よく分かってる。

結局リーマンショックなんてきっかけに過ぎなかったんだ。 リーマンなんて起こらなくっても、いずれは潰れていただろう。全部自分のせいだ。

そして会社を潰す事になった。   いわゆる自己破産だ。

家も車も売れるものは全部売り払い、結局残ったものは何もなかった。
そればかりか、オレは一緒に仕事を始めた仲間も失い、残る物より失う物の方が多かった。

親父のようにならないようにと会社も法人にし、会社をでかくする事だけ考えていたが、結局オレは親父以下の人間になっていた。
自分で親方として仕事を始めてから10年間。 全て終わった。  


そうして弁護士に相談し、自己破産の手続きをすることになるのだが、まぁ~~~、落ちたね。やさぐれたね(笑)
結局自己破産する為に2年弱かかったのだが、当時はホントに落ち込んでね。落ちるとこまで落ちたって感じかな。人に対するやっかみもあったし、もう自暴自棄の状態が続いてね。 全て自分が原因で事を起こしてしまったのは理解しているのだけれど、やはり落ち込んだね・・。

家を引っ越さなければならなくなり、子供は友達になんて説明するのだろう・・・。とか、今まであった車がなくなり子供達はどう思ってるのだろう・・・。などと考えたり、とにかく全ての事が前向きに考えられなくなってしまってさ。
もう軽い鬱状態かな、何をするにも楽しくなくなってしまい、そんな状態から立ち直った今考えると、笑える行動ばかりとるようになってしまってね。(笑)


自己破産に陥った男の行動(オレの場合)

その1:寝ていると夜中に急に眼が醒め、それと同時に体中がソワソワしはじめと思ったら「ヤバいよ、後ろ髪が伸びすぎてタケ丸のようだよ・・・」とつぶやきながら真っ暗な部屋の中をグルグル回っている。

その2:甲田英司(国生さゆりの旦那)や貞方邦介(ヘリでそばを食べに行く!を自分のキャッチコピーにしている金持ちバカ)の本を、レイプされる若妻のように「ちくしょう・・ちくしょう・・・」と泣きながら読んでいる。

その3:自分のカミさんとセックスする時の(こんな状態だというのに性欲だけは萎えない・・)フィニッシュの言葉が「ごめんね~、ごめんね~~~っっっ!!!」

その4:夜寝るときに、小1になる息子に「ねぇ~、トントンして~・・・」と、オレが甘え調子で言って、子供の膝の上で後頭部をトントンしてもらいながら眠りに着く・・・。

その5:仲間に飲みに誘われて居酒屋で飲んでいると、まだ30分ぐらいしか経ってないのに「オレ、明日朝5時に成田だから・・・」と、ウソをつき突然家に帰る。

と、こんな奇怪な行動ばかりとるようになってしまったのだが、そんな時に支えてくれたのが、周りの友達や家族だったんだ。
電気屋の和泉、ペンキ屋の正太、リフォーム屋のコウジ、ハツリ屋のトミヤス、クロス屋の石井、悪友ナオト、解体屋セイちゃん、菅原君、羽賀、直樹、チエさん、マイちゃん、フミちゃん、小林君、河合さん、田原君、森ちゃん、あかん・・、書き出したらきりがねぇ・・・。 ホントにみんな有難う。
そしてウチのカミさん。 悪いな、こんなで・・。 でもお前や子供達のお陰でオレもまだ頑張れるよ!ありがとう!!

そして忘れてはいけない、  板谷バカ三代  である。
最高に笑ったね。きっかけは何気なく本屋で観た超出禁上等だったのだが、ここから板谷ワールドにどっぷり浸かってしまい、本の魅力にとりつかれてしまった。
一人で電車の中で本を読んでいて笑いを我慢できず吹き出してしまったのは、高校生の時に読んだ稲中以来だった。
活字で人が元気になる。 笑えるようになる。 また頑張れるようになる。 凄い事だ。
自分自身それを体験できたので、オレはそれから色々な人の本を読むようになった。 
今までスコラやデラべっぴんなどのエロ本しか読んだことのない頭の悪いオレがだ。
ある事がきっかけで板谷さんとは仲良くさせてもらっているが、本当に感謝してます。そしてこんなくだらないブログをリンクしてくれて言葉にできません。 本当に有難うございます。



こうして現在に至るのだが、オレは今十分幸せな生活を送っている。
親父とオフクロとオレの話では、少し悲惨な?話を書いてしまったが、結局何が書きたかったかと言うと、人間生きてりゃ何とでもなるという事。オレ可哀相で、大変な人生だろ? みんな同情してくれよ~、なんてドクター中松の発明ぐらいくだらない事は微塵たりとも思ってないから。
金の事で大変な思いをしている人はいっぱいいるだろう。 しかもオレみたいに不真面目ではなく、真面目に働いてるのに騙されて借金を作っちゃったりしてさ。 なってみなきゃ分からないんだよね、金のない辛さって。
正直に言うとね、オレ自身、自分の命の事をどうするか考えなかったと言えば嘘になる。
オレもそのぐらいヘコんでいたから。 ちょうど親友の死にも直面したりね。 
でもね、被災地で子供を亡くしてしまった親や、逆に親を亡くしてしまった子供達の辛さに比べれば金の問題なんか全然ハナクソだよ。 被災地での事を比べてしまうと、とても失礼になるが、オレ頭悪いから単純にそう思った事しかこうして書けねーし。
ごめんなさい。
でもね、オレの場合、家族や友人がいたからまた再スタートを切る事が出来たけど、そうじゃない人もいるよね。一人で悩んで辛い思いしている人達もいっぱいいると思う。 そんな人達はさ、あれだよっ! オレみたにパッーと軽いノリでしちゃえば? 自己破産! 
簡単だぜ~、知ってる?最後霞が関にある裁判所に行くでしょ、そうすると一つの部屋にいっぱいいるんだよ、自分と同じような人達が。 後は流れ作業のように呼ばれて手続きして終わり。 その間わずか10分ぐらい。
あっという間だよ。まぁそれまで弁護士さんとか管財人さん達と色んな手続きはしなくてはいけないけどね!
自分で言うのもなんだけど、人間開き直りも大事だよ。 人間だもの、失敗することだってあるよ!
って自分に言い聞かせて今は頑張ってる。(笑)
最後は軽いノリで書いてしまったが、要は色んな問題があるなかで自ら命を粗末にするような事はやめようねっていう事。ってオレに言われたかねーか・・・。

まぁ、今オレは振り出しに戻りまたスタート地点に立っている。 会社を立ち上げたあの時よりも今は知恵も付いた。そして38歳になった今でも夢もできた。
フンッ、まだまだ終わらねーよオレは! まだまだこれからだよっ!!


小5になる子供(長女)にケンシロウばりに「きゃりーぱみゅぱみゅと言ってみろ・・・」と言われ、「き、きゃりーぱむぱ」バシッ!!噛んだ瞬間に右太ももにローキックを受け寝っ転がって悶絶うっている所に小1と4歳の息子と娘がオレの腹にダイブ。  いつかこいつらに殺られる・・・。


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