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なっちん3

Posted by 友進 on 05.2011
Category : 建築
「ウマッ!ヤベ~、美味いっすよなっちん~!」
『そうか?オレ等職人は体力勝負だからなっ!いっぱい喰ってスタミナ付けてまた来週から頑張れよ!!』

なっちんの行きつけの焼肉屋に連れていかれ、オレ等に焼き肉をオゴりいい気分になっているなっちんをオレ達(オレとヒロボー)も酔っぱらっていい気分になりながらもそんな口だけ番長を冷静に観察していた。
そして酔いがまわってきたなっちんがいつものようにオレ等に説教を言い始めた。

『まぁ、お前らもあれだな・・・やっぱオレ達職人っていうのはよ、こうやって可愛い後輩に仕事も教えてやり、酒の飲み方を教えてやり、女の抱き方を教えてや・・・』

「すみませーん! 上カルビ3人前とウーロンハイを3つくださーいっ!!!あっ、それからユッケとレバ刺しも!!!!」

オレとヒロボーはこのアホウの話を聞いていると耳の奥が痛くなってくるという奇病に侵され始めていたので、奴の話が始まるととにかく 上 が付く食べ物を頼むという作戦に躍り出た。

『お、おう!食え食え!!じゃんじゃん食って仕事も頑張ってもらわねーとなっ! 遠慮すんな! どんどん食え! でもお前らも一端の職人になったらちゃんとかわいい後輩にはメシぐらい食わせてやれよ!! それが俺に対する恩返しっていうもんだぞ! まぁしばらくは俺がお前らを見守っててや・・・・』

「すみませーん!! あと上ハラミと上タンを4人前追加で!」

『・・・・・。』

そしてオレ達の腹も満たされてきたところでプランBを開始。

「ねぇなっちん、オレの友達になっちんの話をしたんですよ! 喧嘩無敵で女にもモテて、何よりスゲェ頼りになる先輩だって! そしたらそいつが是非なっちんにお会いしたいって言うんですけど急で申し訳ないんですけど今連れてきてもいいですか?」

(なっちん超笑顔で)『なんだー!!お前ら!!!恥ずかしいからそんな事言うんじゃね~よっ! いいよっ! お前らの友達なら俺にとってもかわいい後輩だっ!! 何人でも連れて来い!!! でもあれだぞ? 俺だって無敵って訳じゃねーからな? いくら俺でもプロの格闘家と戦ったらわかんね~ぞ? やっぱ上には上がいるからな~。 まぁ、そんな奴らも昔俺が世話になっていた組の名前を出しゃ一発・・・』

「すんませ~ん! 上ロースと上ミノ。 あとは~、 ん~・・・上キムチ追加で!」

ヒロボーが笑いを堪えられなくなったところでオレは外でスタンバッていた友達の斉藤ちゃんを呼びだした。


【はじめまして~!  こんちゃ~す!  おつかれさまで~す!  ゴチになりや~す!  どうもー!】

そこには斉藤ちゃんを筆頭に、他の4人の友達も一緒に店に入ってきた。 もちろん計画通り。

(顔が青ざめるなっちん) 『お・・おう。 シンヤの友達だってな・・・。 まぁ・・軽くご飯でも食べな・・・・。』

【すいません!ゴチになりま~すっ!!! いや~、やっぱシンヤの言っていた通り太っ腹で優しい先輩だな~。見た目もイカついし喧嘩もメチャメチャ強そうですよね~! 腕なんか丸太みたいにブっといじゃないですか~!】

(なっちんまた超笑顔になって)『そんなことね~よ!!! シンヤ達から何を聞いてるのか知らねぇけど、俺なんかそこいらにいる親父達と変わんね~よっ! まぁでも喧嘩だけは今まで負けた事はねーなっ!! いいか?喧嘩する時ってのはよ~・・・』

【すいませ~ん! 生ビール5つと上タン5人前! あとユッケとレバ刺し5人前と上カルビに上ロースも5人前くださ~いっ!!!】

予定通り斉藤ちゃん達の大食い選手権が始まった。

【あっ、レバ刺し8人前にして!俺一人で3人前食うから。 じゃあオレもユッケ3人前食うよ! いいや、面倒くさい。 すいませ~ん!今頼んだの全部8人前ずつにしてくださーい!】

なっちんがオレの隣にやってきた。

(なっちん小声で)『おい、こんなに来るなんて聞いてね~ぞ? 大体なんだこいつ等? バカみたいに上しか言わね~じゃねぇか・・・。お前いくら・・・』

(オレ大声で) 「なんすかなっちん~!!!だってなっちんが何人でも連れて来いって言ったから~! オレ別にそーゆーつもりで連れてきたんじゃないですよ~!そんななっちん見たくなかったですよ~・・(ビーバップのノブオ風に・・・。)」

『バっ、声がでかっ・・   バカ野郎!!! そーゆー意味じゃねぇ~よ!お前の友達がこんなに来るんなら最初に言っとけばもっと美味い店に連れて行ってやりたかったって言ってんだろーがっ! 何をお前は勘違いしてんだよっ。 みんな、今度来るときはもっと美味い店に連れてってやるからな!』

【ありがとうございまーす! じゃあ腹が減ったらこんどは事前に電話させてもらいまーす!!!】

『お・・おう!! いつでも電話してこい・・・・。すみませ~んっ!マッコリボトルでー!!!』

なっちんもヤケクソになって飲み始めた。 そしていつもの訳の分からない説教が始まった。

『おい、斉藤っていったな。 他の4人もよく聞いとけ! お前ら若いうちはまだヤンチャしても構わねぇ。 でもな、俺みたいに一回でも懲役に行っちまうとなんか肩身が狭くてな・・・。 今の若けぇ奴は喧嘩の仕方ってものが分からねえからな~! お前らも暴れても構わねぇけど絶対に俺みたいに人様の命を・・・、いや、しゃべり過ぎたな・・・。 まぁいいや、今度は銀座にでも連れて行ってやるからまた電話してこいっ!その時は女の抱き方・・・』

「すんませ~んっ!! ご馳走様でした~!!! いや~、美味かったっす! なんかお金遣わしちゃってすいませんね! でもみんな超喜んでますよ~!! ホント、ご馳走様です。 オレ達今日コンパなんで先に行きますね!ご馳走様でした!!」

『コンパ・・・。 お、おう! 行ってこい行ってこい!! 若いうちにいっぱい色んな女とヤッとけ! 下手打つんじゃね~ぞ? なんかあったら携帯繋がるようにしとくから電話してこい!! 女の落とし方ってのは・・・』

【じゃ、ご馳走様でした~!】


なっちんを残し店を出てしばらく歩いた後、オレ達は皆の顔を見合って大笑いした。

【なっちんハンパじゃねーなっ!!! 懲役って・・・!!!ぶはっはっはっは!】

【女の抱き方ってなんだよっ!!! 奴はどんだけ抱いてんだよっ、 あんなイカついゴリラみたいな顔して!!】

「そういえば会計いくら位いったんだろ? だれか見た?」

【あっ、俺便所行った時に見たよ。 6万8千円だった。】

「6万8・・・ ぶはっーはっはっはっはっはっはっはっ!!!!!!!!!!」

【あ~腹いて~、今度は寿司食わせてもらうべ・・・。】


そんなこんなでなっちんへの復讐劇はまだ始まったばかり。

次はなっちんとテレクラへ・・・。

またもや次回に続く。
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