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親父と兄貴2

Posted by 友進 on 16.2011
Category : 家族
そんなおバカな親父と英二兄ちゃんなのだが、もうひとつ悲しいお話がある。
オレが小5の時の出来事だ。 親父が急に「お前にもそろそろ家庭教師を付けなきゃいかんな~。」などと言ってきた。 当時オレの家は1階がスナックの2部屋しかないボロボロのアパートだった。お袋と親父がいつも金の事で喧嘩していたし、経済的に家庭教師など付ける余裕がないことは小学生のオレでも分かっていた。
しかしまぁそんな親父だったのでオレとお袋の反対は簡単にスル―されオレは受けたくもない家庭教師を受ける事になってしまった。
「明日学校から帰ってきたら桑原さんの家に行ってこいよ!」と親父に言われた。 なんとその家庭教師というのは同じアパートの3軒隣に住んでいる当時高校生だった桑原のお姉ちゃんだった。
桑原さんという人はその半年くらい前に越してきた母子家庭の親子で、オレは小学生ながらもその娘の桑原のお姉ちゃんに(綺麗なお姉さんだな~)と、憧れの様なものを抱いていた。
ここで再び英二兄ちゃんの登場である。
兄貴も越してきてから女っ気というものが全くなく、相当悶々としたものが溜まっていたのであろう。小学生のオレにでも分かるアプローチを桑原のお姉ちゃんに仕掛けていた。
まずお姉ちゃんが出掛けるのをオレと遊んでいるフリをしてアパートの下で待っている。お姉ちゃんがアパートの階段を下りてくるとおもむろに煙草を吸い始め、ポケットからグラサンを取り出し(コンビニで売ってる安いやつ)それをすかさずア・ホーマンスの松田優作のように装着。
兄貴的にはヤンキーを気取ってアプローチを仕掛けているのだが、はたから見たらグラサンを掛けくわえ煙草で小学生とサッカーボールを蹴って遊んでいる18歳。どう見てもアブナイ奴にしかみえないのである・・。
お姉ちゃんに「こんにちは!」と挨拶されると 『どうも・・・。』と、まるで売れないミュージシャンのような返事をくりだしながら煙草を指ではじき飛ばすという、まるで往年の火野正平の様なスタイルでサッカーボールを蹴飛ばしていた・・。
そんな兄貴が桑原のお姉ちゃんの目に止まる訳がなくそのまま半年ぐらいの時が経ったある日のこと。
オレが学校から帰ってくるとウチの玄関先でお袋と親父、そして桑原のお母さんがなにやら揉めていた。話を聞いていると、 桑母『アンタの旦那がしつこいからじゃないのっ!!』 オレ母「何言ってんだこのドロボー猫!!!」など小学生のオレにも一発で分かる言い争いをしていた。
その隣で親父が「もういいじゃねえか、やっちまったもんは!」と、まるで他人事の様な事を言い始め2人から責められていた。
そう、なんと親父は桑原親子が越してきてからすぐにそのお母さんと男と女の関係になり、そのお母さんにいい顔をしたいが為にオレをダシに使い家庭教師という事で金を貢いでいたのである。
もちろん全てお袋にバレてしまい親父と桑母の関係も終わり、オレとお姉ちゃんの甘い個人レッスンの時間も終わってしまった。
が、まだこれだけでは終わらなかった。
オレは夏休みや冬休みなど長い休みに入ると、小学生ながらも親父の仕事を手伝っていた。(昔は小学生でも現場に入れたからね。今じゃありえないけど。)
そして朝親父と英二兄ちゃん、従業員の職人さん達と現場に向かっていた。そこでの親父と職人さんとの会話です。

従A『いや~、親父もよくやるよな~!普通隣に住んでる母ちゃんやんねーべよっ!」

親父『いや~、あんなに早くバレると思わねーからよ!参ったよ!!わっはっはっは!!」

従B『でもあれだべ? あっちの方はバレてねーんだべ?』

親父『当たり前だろっ!バレたら大変だよ!!お前ら冗談でも言うんじゃねーぞっ!!!わっはっはっは!』

子供の前でも平気でそういう会話をする。それだけでも殺したくなるような親父なのだが、その後の会話でオレも英二兄ちゃんも愕然となった。

親父『でもあれだな!やっぱり若いってのは肌が違うな。うんっ。なんか吸いつくってゆーかな・・。お前らもたまには若いのとヤッタほーがいいぞっ!!わっはっはっはっは!!!』

従B『違うぞって言われたってなかなか高校生なんかとは知り合えねーからな~。』

従A『親父もヤベーよな~!俺もさすがに親子どんぶりはねーよっ!しかも高校生だろ?ヤベ~よな~!!』

オレ・英二 『・・・・・・・・。』

そう、なんと親父は桑原のお姉ちゃんにまで手を出していたのである。
親父は現場に着くまでに何回もその話を繰り返し従業員達に自慢していた。
オレは ハッ と兄貴の事を思い出し後ろに座っていた英二兄ちゃんを振り返った。
英二兄ちゃんはグラサンを掛けて窓の外をずっと見ていた。
グラサンから涙が流れていた。
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