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八王子WAR 2

Posted by 友進 on 15.2012
Category : 友達
ガシャッ―ン!!
ドカッッ!!!

色黒坊主が斉藤ちゃんの一撃で床にぶっ倒れた。それと同時にキャプテン翼は立花兄弟のような連携プレイで、すかさずシンゴが鉄板入りのエンジニアブーツで床に転がった色黒坊主の腹に蹴りを入れる。

色黒坊主終了。
リーダーを失った他の仲間達も、完全に引いている。

「おいっ、イキガんねーで楽しく腕相撲しときゃあ良かったんだよ。 ったく、店変えなきゃいけなくなったじゃねーかよっ!」 斉藤ちゃんが色黒坊主にに言うと、他の仲間達が言った。
「ゴメンっ! もう勘弁してよ! もう~、コイツ弱いくせにすぐイキがるからいつもやられるんすよ~! マジで勘弁してよ!」
 涙目になっている色黒坊主を抱えながらキャップの一人が言った。
「もういいよ、オレも熱くなっちまったけどさ、コイツにも口の聞き方気を付けるように言っとけよ、 みんな行こうぜ!」 
オレは斉藤ちゃんの言葉をしり目に元々自分たちがいた席を振り返ると、石井と正太がテーブルに残っているつまみとビールを腹に流し込んでいた。
「おーい、場所移動だってよ!(笑)」オレが言うと、2人はそのまま飲みきれなかったビールの入ったジョッキグラスを片手に店を出た。
「ひでぇよ、俺等まだ飲んでねーんだぜ! ったく、おっぱじめるの早すぎなんだよ!」正太が残りのビールを飲みながら言うと、「わりぃ、わりぃ! 次行って飲み直そうぜ!」と、斉藤ちゃんが笑いながら言った。

斉藤ちゃん。  この男が俺達の中ではリーダー的な存在だった。
別に俺等の中で俺がリーダーだ、俺が一番強いから偉いんだなんて、そんなつまらない事を言う奴はいなかった。しかし、斉藤ちゃん以外の誰もが勝手に彼を、  頼れる男   的な存在していたのは事実だ。
実際オレも他の奴等とケンカになった時に、ビビらないで絶対に仲間を裏切らないと思っていたのは斉藤ちゃんだけだった。 別に他の仲間達が裏切る奴らだと言っているんじゃない。しかし、ケンカの時は、相手が多数でヤバい奴等になればなるほど、恐怖心でその場から逃げたい気持になる時があるのも分かるし、でも、仲間達の事は裏切れないという葛藤との戦いになるのも現実だ。  
それを踏まえたうえで、オレの中で自身を持って絶対に裏切らないと言えるのが斉藤ちゃんだけだった。
そしてこの斉藤ちゃんという男、なかなかたくましい経験を積んできている猛者でもあった。
中3まで施設で育っており、性の初体験は小6の時。その施設の女の先生を先輩達と一緒にマワしてしまったのが初めてだったという、アンタは戦後生まれか?と、思わせる経験の持ち主だ。
あとは16歳の時、当時付き合っていた彼女が1度彼浮気をしてしまい、その事を知った斉藤ちゃんが彼女の家に乗りこんで、彼女の顔や頭をスパナでボコボコにしてしまい、「これでもうお前とヤル男はいねぇーだろっ!」と言って、そのままその彼女をその後半年間、自分がヤリ飽きるまで付き合わせるという、映画 「血と骨」のキム俊平のような男だった。
斉藤ちゃん。敵に回したらヤバい男だが、仲間を思う気持は誰よりも熱い男だ。


正太と石井が飲み終わったジョッキグラスを店の前に置いた。
皆、アディダス・スーパースターの靴ひもを締め直してる。レッドウィングのブーツを履いているシンゴは店の前の階段の壁に備え付けられてある鏡を見て、腰まで伸びている自慢の黒髪を整えている。
街を歩く時はいつもそうだった。何があるか分からないので、店を出ると自然と皆、靴ひもを締め直すようになっていた。
あの頃の服装は、ディッキーズのチノパンに靴はアディダスのスーパースター。上はタンクトップかネルシャツ。
ギャングスタ、チカ―ノファッション。当時流行った服装だ。
スヌープドッグ(当時はスヌープ・ドギー・ドッグ)や、アイスキューブ、2PACやノト―リアス・BIGなどがブレイクしたばかりで、若者は皆ギャングスタファッションに身を包んでいた。
LAのギャングチーム、クリップスやブラッズなどに感化され、皆ギャングスタ気取りだ。
しかし、その当時はまだ赤や青や黄色などの色分けするチームはなく、せいぜいディッキーズのチノパンに靴をスーパースターでそろえる程度だった。

ヤンキーが終わりチーマーと来て、次に来たのがこのギャングスタ。
オレ達の世代というのは、ちょうどこの三つを経験できた世代だった。
中学が終わるとヤンキーが流行らなくなり、その代わりになったのがチーマーだ。有名なのが、宇田警やブットバス、ジェイソンズなどのチーム。リーゼントがロン毛に。ボンタンがベルボトムや皮パンに。トンガリ靴がウェスタンブーツにエンジニアブーツと、服装も変わり、とてもオシャレになった。 
ミーハーな俺達も、八王子という田舎町で雑誌を読み漁ってはバイトに励み、皮ジャンやブーツなどを買う費用に充てていた。(マ、マジメかっ!)  
だからといって俺達はこの八王子という田舎町で育っているので、服装だけ真似して都内のどこそこのチームに入るなんてことはなく、別に普段の生活となんら変わりはなかった。

そして次に来たのがさっきも言った、ギャングスタ、チカ―ノファッションだ。
音楽もそうだが、映画 フライデーやアメリカン・ミー、ブラッド・イン・ブラッド・アウトやメナース・トゥ・ソサエティなどの映画に影響され、髪はドレッドやツイスト。それに坊主頭。そして車はアメ車と、当時は皆思いっきりアメリカに影響されまくっている日本の若者だった。


俺達は他の店に移動し酒を飲んだ。さっきの店と似たようなチェーン店の居酒屋だ。
そして、その店でタカミと光二と合流した。 いつものメンバーが揃った。一人ヒロボーという奴がいないが、奴と遊ぶようになったのはもう少し後だったのでそのうち紹介することにしよう。

皆で二時間ぐらい飲んだだろうか、「じゃあそろそろナンパでも行きますかっ!」タカミが言った。
(タカミの紹介は以前ブログに書いたので、それををみてね!)
「じゃあグッパーしようか。」オレが言うと、皆席の中央に集まった。
ナンパをする時は、こうやってグッパーでチーム分けしていた。街を歩いている女の子は大体2~3人なので、大人数でいくと怖がって引っかからない為、こうしてチーム分けするのだ。

『せーのっ!グッーとパッ!』皆が一斉に言うと、一発でメンバーが決まった。
オレと正太、石井と斉藤ちゃんに原田、光二とタカミとシンゴ。

「よっしゃっー!!」オレが叫ぶ。
「マジかよ~・・・・」斉藤ちゃんがうなだれる。
「行こうぜ、タカミ!」光二が笑っている。

俺達のメンバーでナンパして成功する奴は大体決まっていた。
口の上手い正太。 バカだが顔だけはカッコいいタカミ。 この2人だ。なのでナンパをする時は、タカミと正太の取り合いにいつもなっていた。
そして俺達はグッパーで決まったチームに分かれて店を出た。

「じぁあ、みんな恨みっこなしで!なんかあったら連絡しようね!」外に出ると正太と同じチームになって機嫌のいいオレは言った。
「オッケー!」これまたタカミと同じチームになって機嫌のいい光二とシンゴが答える。
「・・・・・。」斉藤ちゃん、石井、原田は無言で立ちすくんでいる。
「じぁあね!」そう言うとオレと正太は歩きだした。 

オレと正太が街を歩いていると、ガードレールに座っている2人組の女の子を発見した。今日の獲物発見。
当時流行っていたアムラ―というのか、2人とも色が黒くいかにも軽そうな女の子だ。ガードレールに腰を掛けて化粧をしている。
「いいね、軽そうだね・・、あれ行こうか!」オレが言うと、「オッケー!」と、正太が答えた。

「いつも正太が声掛けてるから、今回はオレが声掛けるよ!いい?」あまりにも軽そうな女の子にオレは自身ありげに正太に言った。
「わかった、頑張ってよ!」

ほぼ金髪に近い茶髪の娘に、もう一人は黒髪。見るからに軽そうな茶髪のファッキンビッチにオレは声を掛けた。

いざ勝負。

「こんばんは!何してんの?暇そうじゃん、遊び行かない?」
「はぁ? ってゆーかウザいんだけどっ! マジ無理だから。」
化粧をし、コッチを見向きもしないで答えるファッキンビッチ。
「・・・・。 ま、またまた~、ゴメンネ、いや、キミらメチャメチャ可愛いじゃん! なんで女の子2人だけでいるの!?」
「って言うかマジウゼェ! ウルセ―から消えろよ!」
茶髪とオレのやり取りを黒髪の娘は笑って見ている。
「・・・・・・・・。 ま、ま、またまた~・・・・、ご、ごめんね・・、い、いや、か、可愛いから・・」
(正太が笑いを堪えてオレを見ている。って言うか自身ありげにオレが引っ掛けるよと正太に言ってしまった為後戻りできない。まさかこんな言い方されるなんて・・・。いや、まだいける。何とかして引っ掛けないとオレ恥ずかしいし・・。負けるなオレっ!)
「だからー、可愛いのは分かってんだよっ! なんだテメ―、アタシ達とヤレルとでも思ってんのっ?どーでもいーから早く消えろッてーのっ!!マジでウゼー・・」
「うぉりゃぁぁぁッッッッ!!!」
ドカッッッ!!!!
ドシーン!

ファッキンビッチの顔面にオレの膝がメリ込み、その勢いで女が後ろにひっくり返った。
短いスカートが捲りあがり、パンツ丸出しの状態だ。
「ププッ!」
黒髪の方の娘が、ファッキンビッチのあまりにも酷い姿に吹き出してしまったのが分かった。

「テ、テメ―、人が大人しくしてりゃあ付け上がりやがって!何なんだテメ―は!!!女だと思って手を出されないと思ったら大間違いだかんなっ!!!このクソブスがっ!」
「あ~あ・・・・。」正太が後ろでため息をついたのが分かった。
ファッキンビッチがよろめきながら立ちあがった。鼻血が出ていた。
「マ・・・、マジムカつくんですけど・・・・ ってゆーか、け、警察に・・・・」後頭部を押さえながらよろめくビッチ。
「うわっはっはっはっはっ!! ってゆーか、パンツ丸出しにしてチョーウケるんですけど!!!」
「ププププッ!」
オレが言うと、ファッキンビッチのあまりにも悲惨な状態に、友達にも関わらず笑ってしまう黒髪の娘。
「おい、ナンパされて浮かれんのはいいけど、人と話す時はちゃんと相手の目を見て話せよバカ女っ!」
「ってゆーか、マジ警察・・・」上を向いて鼻血を止めようとするビッチ。
「分かったから早く警察に電話しろよ!その前に僕達逃げちゃうもんね~!   ねぇ!?オレの言った事間違ってる!?」 オレはビッチに言った後、黒髪の娘に言った。
「うん、この子が悪いね!ゴメンね、でも早く逃げた方がいいよ!アタシも帰るよ!」
「君いい子だね!今度会ったら遊ぼうよ!」
「会ったらね!」
「オッケー、じぁあね! じぁあお前も今度から口の聞き方に気をつけろよ!」
「マ・・マジムカつくんで・・・」

正太と走ってその場を後にすると、あのビッチの悲惨な姿が浮かんできて笑いながら正太を見た。
すると正太も笑いながら走っていた。
「ゼェゼェ、し、シンヤっ、やっぱ今度から俺が声を掛けるからっ!」
「ハァハァ、お、お願いしますっ!」

俺達はタカミのいる場所へと向かって行った。





照栄と松岡修造。布団に入っている時にふと、兄貴にするならどっちにしようかと悩んでいたら夜が明けてしまい、朝、フラフラになりながら現場に向かいながらも次回に続く・・・。
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